【MIDIデータ作成】Synth1の各パーツの説明2 : Oscillators - 1 - det FM sub

現在やっているT.M.RevolutionHOT LIMIT ~Y&Co. Remix~」耳コピの為に、効果音の音作りを自作でする為のシンセサイザー学習メモです。

耳コピ途中報告(HOT LIMIT ~Y&Co. Remix~ / T.M.Revolution)

Synth1

今回もSynth1を使って、シンセサイザーの勉強をします。
完全に自分用のメモです。
Synth1
▲これがSynth1で、フリー音源です。

【ダウンロード&操作説明等リンク先】




目次



Oscillator1(オシレーター1)

Synth1_Oscillators_オシレーター1
前回は波形の説明を纏めたので、今回はOscillator1内にある波形以外の部分を纏めます。


detune(デチューン)

detune(デチューン)とは】
シンセサイザーが持っている機能の一つで、複数のOscillatorのチューニングを微妙にずらす事を言う。
複数のOscillatorを互いにデチューンさせる事で音にうねりが発生し、厚みのある音を作る事ができる。

偏ったDTM用語辞典「Detune デチューン」より

  • synth1では、Oscillator1専用の8多重デチューン(8つの同じ音の波形をそれぞれ微妙にずらして同時にならす)つまみ。
  • 8多重デチューンなので、ノコギリ波で使えばSuperSaw(スーパーソー)になるらしい。
  • コーラスエフェクトのような効果を出すが、ビブラート効果は無い
  • 音程ではなく波形そのものを微妙にずらしている
  • つまみでそれぞれのずれ幅を設定する。
  • ずれ幅を大きくしすぎると、音が汚くなるので注意。
  • 「detune」を直訳すると、狂わせる」という意味になる。
  • 大勢の人達が同じメロディを歌うと、全員が寸分の狂いもなく同じ音程で歌うわけではなく微妙な音の違いが出るのですが、detuneはそれを疑似的に作ってる感じのようです。


ノコギリ波にdetuneしてみた

detune1-127_波形と周波数

上記にある波形と周波数と音は、ノコギリ波をデフォルト状態で単音で鳴らし、
detuneのつまみを「0~127」へと上げたものです。
つまみが「1」になっても音が大きく変化するので、つまみを回すスピードの初速度を落としています。

detune2_0-6-32-64-127_波形と周波数

上記にある波形と周波数と音は、ノコギリ波をデフォルト状態で単音で鳴らし、
detuneのつまみを「0→6→32→64→127」と段階的に上げたものです。
周波数の動きを見れば分かりますが、
音程をいじっているわけではないので基本の山の位置が固定されています。
これが、Oscillator2にあるpitch(ピッチ)やfine(ファインチューン)だと音程が変わるので、基本の山の位置そのものが横にずれていきます。
(後にOscillator2で纏める予定)

コーラス (音響機器)の動作原理と構造】
コーラス効果は遅延素子によって数十msec程度遅れた音声信号に対してLFOで周期的な遅延時間の揺らぎを与え、原音と空間上または回路上でミックスすることで実現される。
一般にエフェクト音から入力に対してのフィードバックはかけない。(中略)
なお、原音をカットし、エフェクト音のみを出力した場合、それはヴィブラート効果となる。


上記の方法の他に、ピッチシフターを数セントずらして原音とミックスすることでも、似たような効果が得られるが、この場合は上記方法のような音の揺れが無い(デチューン効果)。


SuperSaw(スーパーソー)

SuperSaw(スーパーソー)とは】
1997年にローランドが発売したアナログモデリングシンセ JP-8000 に搭載されていた基本波形の事
お互いにデチューンされた7つの鋸歯状波を重ね合わせたものであり、正確にはローランドのシンセサイザーに搭載されたオリジナルの波形である。
しかし、この音が広く受け入れられると共に一般名称に近い扱いを受けるようになり、これに近い音色全般を指してスーパーソーと呼ぶ

偏ったDTM用語辞典「SuperSaw スーパーソー」より

[DEMO] Roland JP-8000: SUPER SAW oscilator
▲本家のSuperSaw


【Synth1】Supersawの作り方【how to】
▲Synth1で再現したSuperSaw

【SuperSawの作り方】
  1. ノコギリ波を選択する。
  2. voice(ボイス)やunison(ユニゾン)を4以上に設定する。
  3. detune(デチューン)を35~50%程に設定する。
  4. 少しだけリバーブをかける。
  5. コンプレッサーをかける。
  6. 高音がキンキンと痛ければ、EQ(イコライザー)で調整してカットする。

【詳細は、以下のサイトへ】
EDMシンセサウンド攻略① SuperSawサウンドを作る | 初心者でもわずか7日間でオリジナルEDMが作れるようになる楽曲制作メソッド


FM(エフエム)

FM(エフエム)音源とは】
シンセサイザーの波形合成方式の一つ。(中略)
複数のオペレーターと呼ばれるOscillatorを組み合わせ、非常に高い周波数での周波数変調 (Frequency Modulation) をかける事で倍音を作り出す。(中略)


それまでのシンセサイザーで一般的だったサブトラクティブシンセシス方式では困難だった金属的な音を作るのが得意だが、一方でパラメータの変化に対して音色の変化が予想しづらく、意図した通りの音を作るのは難しい

  • FMは、FrequencyModulation」(フリークエンシーモジュレーション)の略です。
  • 和名は周波数変調
  • FMは、1つの波形内にある波の数を変えている(今回は増やしている)ようです。
  • つまみを大きく回すと、金属音に近い音が出来る
  • 金管楽器金属系の音を作る時に使われることが多い。
  • 原理はLFOと同じらしく、元の周波数に別の周波数をぶつけて揺らして波形を変調させている
  • LFOは人には聞こえないくらいの低周波を使っていますが、FMはLFOよりも高い周波LFOの100倍らしい)を使っています。(LFOについては、別で纏める予定)
  • 変化する波形側(Oscillator1)を「キャリアと呼びます。
  • ぶつける波形側を「モジュレーターと呼びますが、Synth1ではOscillator2で指定します。
  • Synth1でのFMのモジュレーターはOscillator2で指定するので、サイン波を選ぶ事が出来ません。
  • つまみは、モジュレーター側の揺れ幅(波形図で見ると縦の長さ)を調整します。
  • 変調での挙動はカオスである為、パラメータの変動による倍音変化は予測し難い
  • Oscillator1と2をブレンドさせるmixが「100%:0%」でも、FMには関係なく2の影響を受ける
  • Oscillator2にあるring」ボタンがonになっていると、FM変調は出来ない

FMの説明


4種類のモジュレーターでの反応

「サイン波」←三角波をぶつけて揺らすFM1_三角-サイン_0-127_波形と周波数

「サイン波」←ノコギリ波をぶつけて揺らすFM1_ノコギリ-サイン_0-127_波形と周波数

「サイン波」←矩形波をぶつけて揺らすFM1_矩形-サイン_0-127_波形と周波数

「サイン波」←ノイズをぶつけて揺らすFFM1_ノイズ-サイン_0-127_波形と周波数

上記は音源をデフォルト状態に設定し、それぞれ一定のスピードでFMのつまみを「0→127」へと上げたものです。
波形を見るとよく分かりますが、1つの波の中から新たな波が追加されています。


「サイン波」←ノコギリ波をぶつけて揺らすFM2_0-32-64-96-127_波形と周波数

上記は音源をデフォルト状態に設定し、一定間隔でつまみを「0→32→64→96→127」へと回したものです。
サイン波を揺らして一つの波の中に新たな波を作り倍音が追加されていますが、
波そのものは一定なので、周波数はそれぞれの形で固定されているのが分かります。


FM数値による波形の変化

「サイン波」FM=0 モジュレーター「ノコギリ波」サイン波_波形
FM=32サイン波-FM32ノコギリ波_波形 FM=64サイン波-FM64-1ノコギリ波_波形
FM=80サイン波-FM80ノコギリ波_波形 FM=96サイン波-FM96ノコギリ波_波形
FM=112サイン波-FM112ノコギリ波_波形 FM=127サイン波-FM127ノコギリ波_波形
分かりやすく静止画像を並べてみました。
サイン波が変形しているのが分かると思います。

FM=64パターン1サイン波-FM64-1ノコギリ波_波形 FM=64パターン2サイン波-FM64-2ノコギリ波_波形
FM=64パターン3サイン波-FM64-3ノコギリ波_波形 FM=64パターン4サイン波-FM64-4ノコギリ波_波形
しかし、上記のように毎回音を鳴らす度に波の形状が変わります
これが「変調での挙動はカオスである」という意味だと思われます。


FMでの影響

Synth1でのFMは、「Oscillator1の波形にOscillator2の波形をぶつけて揺らして新しい波形を作るというのは理解できました。
しかし、Oscillator2のグループ内には、Oscillator2の波形そのものを加工するツールが付いています。
試しにFM加工した状態でOscillator2を加工するツールをいじってみた所、しっかり影響を受けて反応していました
Synth1_Oscillators_FMでの影響
ちなみに、Oscillator1とOscillator2をブレンドさせる機能の「mix」を
「Oscillator1=100%:Oscillator2=0%」の状態にしても、
Oscillator2の音を出すわけではなくぶつけてるだけなので、FMではmixに関係なく影響は受けています
mixのつまみを回したら、FMの影響を受けているOscillator1と単品のOscillator2がmixの割合に合わせてそれぞれ音を出していきます。

つまり、FMで影響を与える側のモジュールと、mixで出したいもう一つの音をそれぞれ別に設定することは出来ません


FM音源講座動画

FM音源講座
▲FMに関する講座動画がありました。


詳しくは、下記にあるFMに関する説明を御覧下さい。

【FMの詳細説明】


Sub Oscillator(サブオシレーター)

Synth1_Oscillators_sub

  • Sub Oscillatorは、Oscillator1専用のオプションです。
  • Oscillator2には影響を与えない。
  • Oscillator3代わりのオマケ程度の機能しかない
  • 出来る事は以下の二つ。
    • subで設定した波形とOscillator1の波形を混ぜて出す
    • subの音を1オクターブ下げる
  • subの設定がメインのOscillatorとまったく同じだった場合は、ブレンドしても同じ音しか出ないので、変化はない。
  • サブは、メインでのFM設定の影響を受ける
  • サブではパルス波の設定が出来ず、p/wを回しても矩形波のまま
  • サブではring変調(AM変調)の影響は受けない


sub(サブ)

  • Oscillator1にSub Oscillatorを追加させるつまみです。
  • つまみは、subの追加量を表している。
  • つまみをmaxにしても、メインの音が消えるわけではない
  • メインの音にサブの音が加算されるが、音量は自動で調整される。


オクターブ切り替え

  • subの音を、メインと同じにする1オクターブ下げるか設定する。


【参照サイト】


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